2009年3月27日金曜日

電脳、そしてその向こう側へ



『耳と目を閉じ口をつぐんだ人間になろうと考えたんだ。
                 だがならざるべきか?』

攻殻機動隊の笑い男の言葉。

サリンジャーのライ麦畑でつかまえて、ででてくるホールデンの言葉。

サリンジャーは笑い男という小説を書いているが、
あらすじはほとんど覚えていない。


攻殻機動隊は士郎正宗氏が作った漫画で、押井守氏が映画化し、
神山健治氏がアニメ化した作品だ。

そのアニメの1stが笑い男編である。

攻殻機動隊はマトリックスを作ったウォシャウスキー兄弟も作品をつくる時に
非常に影響をうけたと言っている。


そのアニメの世界は近未来。

人の脳は電子機械化された『電脳』、体は『義体』の人間が
多く存在する世界。

本当の『体』も『脳』も全て電子機械化されている。

その脳はインターネットに接続しているように、他者と携帯電話も使わず、
考えるだけで、通信が行える。

脳で思考するだけ。

言葉も文字も要らない。

そのような時代がすぐに来るだろう。

現代でも携帯で遠くの他者と通信をしているので、
大して驚くことでもないが、近年の記憶容量と速度の変化には
目を疑うものがある。

僕はファミコンがでて、デレビはブラウン管が安くなり、
ゲームボーイの白黒画面で感動していた世代だが、
今は携帯、DS、プレステ、wiiと本当に安価ですばらしいものが
沢山でている。

それはさておき、脳は電脳になる段階の前に、
今、僕たちがやっているのは、ちょっとした記憶は、全てPC経由で、
グーグルやその他サーバーに情報を溜め込んでいるという事だ。

このブログもそうだし、Gmail,やグーグルドキュメント、など
雲の向こう側に記憶を置いてこれる。

このブログはその発想もあって、外部記憶とした。

そう、ここは僕の脳の外部記憶なのだ。

これかもどんどんここに考えは置いておけばいい。
グーグルなら消えることも当分ないだろう。

ブログもオフラインで PC側と同期できたら面白いのではないか?
リスクを減らしておきたいな〜。
やっぱり消えたらやだし。

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