2008年6月26日木曜日

自分勝手な芸術の話。

芸術につていずーっと考えていた事があります。

音楽は時間の芸術。

写真は一瞬の芸術。

絵画は歴史の芸術。

これが自分なりに考えた芸術の定義(??)です。


解釈は色々あると思いますが。

音楽は時間が流れないと再生されない。
ただし、聴くだけじゃないんです。
頭の中でその音楽を再生する、記憶の芸術でもあるのです。
そう、人々の記憶の中でずっと生き続け、歌い続けられる。
演奏し続けられる芸術。クラシックは特にそうですよね。
モーツァルト、ドビュッシー、サティ、ショパン、ラヴェル。
まだまだ私も聴きたいクラシックがたくさんあります。

写真はその一瞬を切り取り、知らない世界、風景、
を知ることのできる芸術ですよね。
たまに写真の展示会に行ったりしていたのですが、
星野道夫さんの写真と蜷川実花さん、川内倫子さんの写真は
そこに立ってみているだけで、感動しました。
星野道夫さんの写真を展示会で大きな写真をみたとき
その写真の前から動く事ができませんでした。
アラスカの動物の白い息使い、極限の寒さ、太陽の大きさ、
暖かさ、小さな花の力強さ。
行ったことのない自分にも、その世界を見せてくれました。

絵画は歴史の芸術です。作者が膨大な時間、思考をこらし
創り、蔑まされ、慕われ、愛され、現代まで受け継がれてきました。
その歴史に感動します。
この現代まで残ってきたことに。

金銭ではない。何かに、突き動かされ創り続ける事を
やめなかった芸術家たちを心から尊敬します。

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