遂に、先日の日曜日でアタッカーズビジネススクールの
全二講座の受講が修了しました。
ベンチャー企業で働きながら、ビジネススクールに通うと
いうことはとても時間的には厳しかったのですが、
投資には見合ったリターンがあったと思います。
ただ講座を受けて学んだから良いというわけではなくて、
そこで得たものは、授業全体のレベルやどのような人達が
受けに来ているのか、という会社の中だけでは得られない、
外の世界を知る事ができた事で自分の現在の“位置”が
わかった事が何よりも大きかったです。
人はおそらく現在の位置を確かめよう、そしてより上を目指す。
ということをしないとビジネスでも人としてでも退化してしまうと
思うのです。それは周りが変化し進化をしている人たちが
いるからです。
私は自分を外の世界に投げ出し、その位置を確認しました。
どこの会社でもよくいるのは全然勉強せず、現在の知識だけで
物事を語り、会社全体やその大枠、ビジネスモデル、市場、
人の心情やモチベーションを一切考えない、
発言やなまじな提案を繰り返す人がいます。
そういう人は現在の自分の位置をしりません。
なぜなら自分が一番だと思っていて
自分の答えが正しいと思い込み、
自分視点でしか物事を考えられないから。
昨日、セミナーを受けたパシフィックネットの上田さんの
話を聞いた時、ABS講師でもある五味先生の話を聞いた時、
繰り返すのは顧客視点で常に考える。ということ。
それはもちろんそのままの言葉で顧客を大切にして、
顧客の立場で事業をするということでもあるのですが、
実はそれだけではなくて、事業全体を俯瞰することや
MBA用語でも出てくる、0ベース思考で考えることや、
会社内の相手の立場にたって考える。
という意味も含まれていて、常に、自分の中に相手視点でいる事、
1000万人の大衆を心の中に持つ事、
そして全てを空から俯瞰するような考え方が必要だと
いう事だと思うのです。
そうすればおのずと道は開ける。ということです。
「俺(私)だったこう思う。」
「俺(私)だったらこうする。」
では駄目なんです。
例外として
自分の直感がどうしても強くそう感じる。
場合は良いのです。
もう一人のABSの脳科学が専門の黒川先生は
「時として個人が強く“感じる”事は
大衆の声を代弁している事がある。
だからその時は自分の脳を信じなさい。」
と言っていて、
それは顕在意識に上がってこなくても潜在意識で脳は
ものすごく多くの事を感じ取っているからという
事だからだそうです。
オレオレ視点のほとんどの人が同じ立場や会社内の同じ
ステージにもたっていない人間で
自分だけの主張をし、人の主張は聞かない。
常に自分視点で自分の中だけの答えだけを主張する。
こういうことが起きてくる会社は何かの方向がずれていて
社内全員のベクトルが合っていないのではないかと
気がつきました。
バランスがとれなくなる会社は必ず崩壊する。
なまじなアイデアばかりが連なる会社は結局、
成功しない。
会社内のベクトルを揃え、会社全体を大きくして行く。
そして自分も成長する。
自分が成長する事で会社が成長する。
大きな流れを生み出せるように学び続け、
少しでも多くの人が成長できる、満足できる会社に
していきたいと思います。
どうすれば、オレオレ視点をなくし、顧客視点を
身につけ、“本当の話合い”“会議”ができるようになるのか。
まだまだ私たちの会社も遠そうです。
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